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September 25 - 28, October 2 - 5, 2015
すみれ荘1階倉庫(大阪市此花区梅花)
出展:吉原啓太、mizutama、東山嘉事
コーディネーター:鈴木寛和










私たちの暮らしのなかには、人の思考や行動を方向付ける形式やシステムがあります。例えば大量生産された日用品や勤務シフト表、予測変換機能、さらには美術の表現ジャンル…。それらは私たちが生活を送る上で欠かすことのできないものです。しかし一方で、私たちの日常の創造性や生息地は、それらが予測する範囲内に狭められているのかもしれません。
本展は、此花区梅香を拠点に活動する若手美術家mizutama、吉原啓太に、世代もキャリアも異なる東山嘉事を加えた三人の異なる視点から、日常のなかにある既成の形式やシステムに収束しない創造性の豊かさについて考えようとするものです。彼らは普段の何気ない生活のなかの、人とものの様子や、それらが関係を切り結ぶときに起こる状況に目を向け、そこに現れる形式やシステムに対して独自の批評精神と造形意識を通して逸脱する方法を模索します。そうして制作された作品は、周囲の人やものの時間・空間を巻き込み、新たな日常のうねりのなかで私たちの思考や行動を大きく押し広げてくれることでしょう。
(鈴木 寛和)
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